今週の十句(十二月第三週)
水筒も心も空っぽすすき原 (空虚感か)富澤秀雄 生身魂つぼみの如く御座候う (比喩が見事)一門彰子 竹木舞の透ける廃屋熟柿落つ (過疎の村の風景)橋本昭一 カップヌードルの蓋は猫耳豊の秋 (機知に富んだ句)森川明美 気掛 […]
水筒も心も空っぽすすき原 (空虚感か)富澤秀雄 生身魂つぼみの如く御座候う (比喩が見事)一門彰子 竹木舞の透ける廃屋熟柿落つ (過疎の村の風景)橋本昭一 カップヌードルの蓋は猫耳豊の秋 (機知に富んだ句)森川明美 気掛 […]
第四回貞門忌俳句大会が、去る10月12日(日)に妙満寺で 行われた。私も久方ぶりに妙満寺を訪れたが、境内一面の 紅葉の出迎えを受けた。 この句会は松永貞門を顕彰するために開催しているもので、 因みに貞徳の忌日は11月15
追憶の紐解くように秋の蝶 (思い出は時々…)富澤秀雄 身に入むや別れて橋の中程は (別れの一場面)一門彰子 とある噂の思わぬ波紋夏果てる (噂は一時のもの)橋本昭一 そのことは口出しはせぬ鵙日和 (口出しの良し悪し)西原