曼珠沙華
曼珠沙華は俳人に好まれる秋の季題である。その季語の本意を平井照敏は、『新歳時 記』で曼珠沙華は様々な名で呼ばれる。『滑稽雑談』に「死人花とは、葉枯の花なれ ば、わかれの花となまなり死人花といふ。捨子花とは、葉葉に別るるの […]
曼珠沙華は俳人に好まれる秋の季題である。その季語の本意を平井照敏は、『新歳時 記』で曼珠沙華は様々な名で呼ばれる。『滑稽雑談』に「死人花とは、葉枯の花なれ ば、わかれの花となまなり死人花といふ。捨子花とは、葉葉に別るるの […]
ラジオから慰霊歌窓打つ自死の蝉(8月は鎮魂月、蝉の短命) 富澤秀雄 おはようの言葉大好き金魚に餌(金魚にも朝のおはようと餌を) 一門彰子 懐にマスク常備の山法師(コロナは未だ治まらず)橋本昭一 銀盃草太子の産声散るごとく
夏野原突き指ほどの恋をして(青春の1ページの思いで) 富澤秀雄 老いらくの意固地の無口レモネード(老人とは、かくあるものか?) 一門彰子 紛らわしい略字略号七変化(俳句は複雑さを自在に楽しむ) 橋本昭一 やめてよね脱ぎっ