今週の10句(7月第1週)
しゃぼん玉吹いてピエロの黙の空(おどけてみせるピエロの裏の貌) 富澤秀雄 夕桜かなしみ一つづつ消去(悲しみは一気に解消できぬ物花の一片寄せて) 一門彰子 口きかぬなら桜貝になりなさい(頑固な貝は困りもの人も亦然り) 西原 […]
しゃぼん玉吹いてピエロの黙の空(おどけてみせるピエロの裏の貌) 富澤秀雄 夕桜かなしみ一つづつ消去(悲しみは一気に解消できぬ物花の一片寄せて) 一門彰子 口きかぬなら桜貝になりなさい(頑固な貝は困りもの人も亦然り) 西原 […]
鬼やらい終えた神社の鬼ごっこ(節分を終えた神社に小鬼たちが遊ぶ) 富澤秀雄 かげひなたなき手のひらに雛霰(純粋な子どもの可愛い掌に雛あられ) 一門彰子 もう少し寝かせて日曜蟬時雨(日曜だから寝かせてよと蝉に言ってみたが)
兵庫県三木市の市制70周年記念事業の特別企画として、写真と書俳「伊丹三樹彦展」が、三木市立堀光美術館で、2024年5月25日~6月23日まで開催された。 私達は、10余名で参加する予定だったが、体調不良で参加できない者が
過疎の村絮たんぽぽの大移住(村の人口の減少はやがて野草の村に) 富澤秀雄 竹の秋やさしく枯れてゆく人と(春のはらはら落ちる竹の葉に思いを寄せた) 一門彰子 月おぼろ中途半端に返事して(月もおぼろなら返事もおぼろ春だから…