月の森俳句会

俳誌「繪硝子」

十七周年を迎えた俳誌「繪硝子」の記念号に、光栄にも角川「俳句」に掲載された私の句を採り上げ、鑑賞文を書いて頂いた。

繪硝子は、和田順子主宰の基、有季定型を基に感動を素朴に表現する事を
主張している。
巻頭に掲載されている和田順子主宰の句(10句の中の抜粋)
 穏やかな年であれかし初山河
 どんぐりを拾ひたくなるまだ若し
 新しく箸を下ろせり文化の日
 落葉急誰かに呼ばれたやうに
 松に菰巻いて墓山眠りたる

因みに、「現代俳句鑑賞」の頁で採り上げて頂いた
私の句とその鑑賞文を紹介すると

花火師の闇へぬぬっと点火の手
闇の中にぬぬっと花火師の手がアップで写る。このぬぬっとが良い。数秒後に特大の花火が上がり、腹に響く爆発音が聞こえる。
角立てて宇宙と交信かたつむり
カタツムリは鳴かない。しゃべらない。でも、あの角で宇宙人と交信しているかもしれない。人間には聞こえないけれで、ピピッと音を出しているかもしれない。人間には見えない、聞こえないものが沢山ある。